いつになったらまじめに書くのか・・・

 いよいよロースクールへの最初の関門、適性試験が26日に迫り、本番直前の追い込みにはいっています。これまでの模試は一進一退。しかし当日まであきらめず、せめて平均点(いや、そんな弱気でどうする!目指せ満点!)をと祈りながらがんばろうと思います。

 先週最高裁に行きました(日記なのに先「週」というのもなんですが・・・。)国会図書館の裏(?)にありました、いかめしい石造りの建物が。なんか核戦争にでも備えてるかのような、非常に威圧感のある建物。「国民に開かれた司法を」などという司法制度改革の文句がかすむ思いがしました。その日は裁判傍聴のため行ったのですが、何気なく門から入ろうとすると、警備員が行く手を阻みます、「なにか?」という問い。私は内心「なにか?ってあんた、用事があるんだから来てるに決まってるでしょ」と思いつつ、「傍聴です」というと、今度は「お名前は?」。もうほとほとあきれました。しかも、正面からは入れず、南門に回ってくださいということで歩かされた上、割と長い階段を上っていくと、ようやく建物の中に。ふぅと一息つくまもなく、今度は手荷物はもって入れないときました。もういい加減にしてくれと思いつつ、ロッカーに荷物をしまっていると、「携帯は電源を切ってロッカーへ」とのこと。もう笑うしかありませんね。そして金属探知機(!)(空港じゃないんだから・・。)を通って奥の方へ。
 法廷へ通じる広いロビーは、大理石(だったと思います・・・)にビシッとワックスがかけられていて、「ここにワックスかけるの大変だろうな」とかどうでもいいことを心配してしまうほどでした。照明は暗く(省エネだったということにしましょう)、昼寝をするにはちょうどいいくらいだったかもしれません。
 法廷には、最高裁のホームページにもわかるとおり、巨大なイスの裁判官席。法廷も、地裁なんかにくらべると暖色系で暗い(昼寝に適した)感じのものでした。弁護士いわく、書面見るとき手元が見づらいとのこと。
 まあそんなこんなで最高裁に行ってきたわけですが、あの威圧感は、法廷の「権威」とは別物だと感じました。市民が最高裁に威圧感を感じない所となったとき、本当の司法改革が達成出来たと言えるのかもしれません。