読書

今回は、安斎育郎(立命館大学国際平和ミュージアム館長)さんと、窪島誠一郎(無言館信濃デッサン館館主)さんの対談本、『戦争と芸術――いのちの画室」から』です。
戦争については、ともすれば何人死んだかという、「数」の問題として捉えがちですが、数が多ければ悪い、少なければいいというものではありません。一人たりとも、殺されてはなりません。
日本は一見して「平和」ですが、日本以外に目を向ければ、決して「平和」と言えない状況がたくさんあります。芸術という、人間の感性を磨く表現を通じて、私たちが、同じ地球上にともに生きている人間の生命に対する想像力を持つことの重要性を感じさせられる本でした。
中身は「ぶっちゃけ」トークといいますか、非常に読みやすくおもしろかったです。