公務員は難関

ある人いわく、「ローのほうがましだよー、公務員はホントに大変なんだから」
確かに、公務員試験の倍率は数十倍から100倍と、とんでもなく高いです。
しかし、実際役所で働いている人たちはどんな働き方をしているのでしょうか。
こんな記事を見つけました
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051104-00000009-khk-toh
これによれば、仙台市職員の年間総残業時間数は約143万時間。
そして仙台市では、残業時間の縮減を目指しているとのこと。
残業が減るのはいいことです。しかし、仕事の量が減らないのに残業時間を減らすというのは、公務員に無理をさせることになります。
今度の選挙では、「公務員は既得権益にしがみつく悪者」にされてしまいましたが、実際に働いている方々は、身を粉にして働いていると思います。
公務員は、人が好き好んでやらないような公共サービスを提供するのですから、一定の所得保障をしてあげることが必要だと思います。
それで、最初の話。
公務員は難関といわれますが、現場では人が足りていないというのが、仙台市の残業時間数に反映していると見ることもできると思います。
そこで、非常に単純な考え方の基に計算してみます。
1年は約52週です。週の労働時間は労働基準法によれば40時間が標準。
つまり、52週×40時間=2080時間が年間の標準的な総労働時間と考えられます(休日などは度外視)。
ここで、仙台市の年間総残業時間数を、2080で割ってみます。
結果は、約687。
ごく単純な考えで行けば、687人職員を増やせば、残業は0になるということですね。
人が足りていないはずなのに、採用はしていない。
世の中単純じゃないと怒られそうですが、職員を思い切って増やすのも、一つの解決法ではないでしょうか。