パリ・ブリュッセルの旅

残りをすべて掲載!

◆4日目

4日目はバルセロナからパリへの移動で幕を開けました。モーニングコールは朝3時15分・・・。しかしみなさん遅れることなく集合してバルセロナ空港へ。空港では前日のロナウジーニョ遭遇事件から会話がはずんでツアー参加のほかのみなさんとも打ち解けてきました。6時半ごろアムステルダムへ飛び立った飛行機は右手に朝やけを望みながら進みました。そしてアムステルダムからパリへ。当然バルセロナからはパリの方が近いのですが、直行便を使うと3〜4万円高くつくということでこんな回りくどい移動となりました・・・。安かったから我慢我慢。

昼過ぎ、パリ・シャルルドゴール空港へ到着。空港はコンクリート打ちっぱなしの柱と間接照明で独特の雰囲気でした。バスでパリ市内へ。パリは周りを環状高速道路(無料)が走っていてその内側が大体主要な市街地になっているみたいでした。バスはモンマルトルの丘、マドレーヌ寺院、コンコルド広場、オペラ座を望みながらツアーに含まれている昼食をとりにレストランへ。ここでもワインも水も3.5ユーロで同じ値段。さすがに量は違いましたけどね。メニューはスープ(なんとも表現しようのないものですが、スープでした)と魚のソテーとデザート。日本人留学生みたいな方がバイトで働いてました。カタコトの日本語で話しかけるほかの店員さんに「まったく…」みたいな目を向けてましたが(笑)

1ヶ所目はルーブル美術館。こっからお世話になったフランス人ガイドさんはめちゃくちゃ面白い人でした。パリの大きさを「倉敷の半分」とか相当ローカルなたとえも出しながら表現したり、距離を表すのに日本の都市間の距離を引き合いに出したりして最高でした。美術館は隅々まで見て歩くと13キロもあるそうで、いなくなっても「探しません!」と宣言されてから中へ。美術館はど真ん中にガラスのピラミッドがありいよいよ入場。まずはルーブル美術館の基礎部分を見ました。もともとルーブルは城塞として作られたということでその名残だということでした。つづいてエジプトのスフィンクス、そしてついにミロのヴィーナスへ。後ろ姿もしっかり写真に収めました。ヴィーナスは一回しか海外旅行をしたことがないそうですが、それは大阪万博だったらしいです。日本とフランスの関係は良好なんですねー。そしてナポレオンの戴冠式の絵や、宝石や宝石箱を見て、サモトラケのニケ像へ。いわずと知れたナイキのニケですね。ニケ像の羽は片方ニセモノだそうで、残っていた片方の羽から推測してつくったんだそうです。そしてドラクロワ民衆を導く自由の女神。これはドラゴンアッシュのCDジャケットにもなりましたね。「自由・平等・博愛」をスローガンにおこされたフランス革命の様子を描いたものですが、いわゆるトリコロールカラーが絵の随所にしつこく出てくるというので見てみるとホントにしつこく青赤白が使われてました。革命への誇りを感じさせられました。時間の関係上サラリと見て回りましたが、またじっくり見てみたいと思いました。

ルーブルからの移動はコンコルド広場→シャンゼリゼ大通り→凱旋門を通りました。コンコルド広場から凱旋門までは約2km。ヴィトンの本店(パスポートを持ってないと買い物できません)には長蛇の列でした。ガイドさんいわく、フランスの表参道らしい(笑)

2ヶ所目はシャイヨー宮からのエッフェル塔の眺め。ここではみんなテンションあがりまくりで写真をとりまくりました!最後には集合写真まで撮る有様(笑)やっぱり象徴的眺めですね。

てことでパリ一日目の旅は早めに終了。朝3時おきですからね・・・。パリのホテルはビジネスホテル。めっちゃ治安悪そうなとこでした(汗)

◆5日目

パリ2日目、この日は第1日曜日ということで主要観光施設はタダ!ってことで見まくってやりました。パリに行ってから知りましたけど。

1ヶ所目はオルセー美術館。もともと駅だったものを改造して美術館として残したそうです。タダだけあって40分並んで入りました!が、なにぶん勉強不足な私たち野郎どもは有名な落穂拾いや笛を吹く少年を見事見逃し(!)出てきました。あ、でも上階にあるモネやマネやルノワールセザンヌゴッホは見ましたよ!

2ヶ所目はヴェルサイユ宮殿。ベルばらの世界ですね(読んだことありませんけど)。オルセーから電車一本でした。RERっていう「高速」郊外電車でしたけど速度は普通のメトロの方がよっぽど早かったです。ただ車両は2階建てで見晴らしもよくて、世界の車窓からな眺めでした☆ヴェルサイユもタダだったので20分待ち。しかし田舎に出現するあの巨大な宮殿には本当にびっくりしました。日本で言えば奈良の平城京みたいなもんでしょうか(これも行ったことないけど)。中は豪華絢爛そのものでした。一人の皇帝の都合であんなもん作らされたらたまったもんじゃないですね・・・ルーブルにあった戴冠式の絵もちゃんとありました。

3ヶ所目はノートルダム大聖堂。この日は日曜でしたから、入ると中の座席は信者さんたちでいっぱい。半分ぐらい回ったところで、ものすごい音響。ミサが始まり、パイプオルガンが響き渡りました。これはもう鳥肌もんでした!パイプオルガンを聞いたのは初めてではありませんでしたが、本物の石造りの音場での音を聞くのは日本ではきわめて困難だと思うのでメチャクチャ感動してしまい、ひとしきり聞き入ってしまいました♪

4ヶ所目というか通過しただけですけど最高裁判所。これは風格ある建物でした。最高裁の中には教会もあって、ほかのツアー参加者が言うにはステンドグラスがきれいだったそうです☆

5ヶ所目は夜の凱旋門。ライトアップされた凱旋門は堂々たるものでした。屋上まではまた螺旋階段!例のごとく「いやだー!」と言いつつ上へ。上から見下ろしたシャンゼリゼ通りは連なる車のライトがきらきら光ってきれいでした。エッフェル塔も電球色で温かい色味でパリの夜景に浮かび上がってました。

6ヶ所目は夜のエッフェル塔。歩いて近づいていると、先ほどおとなしかったエッフェル塔が、ギラギラと輝き始めたではありませんか!そりゃあもう派手でしたよ☆なんでも毎正時に輝いていて、夜中2時まで輝いてるらしいので近隣に住んでる人はカーテンなしじゃ寝れないでしょうね(笑)エッフェル塔はタダじゃなかったですがてっぺんまでエレベーターで。てっぺんはガラス張りの展望室。と思いきやさらに上が。そこは外界!さすがに柵と上は全面金網でしたけどね。もうここまでくると飛行機の世界。地上との関係がにわかには感じられず、意外と大丈夫でした。ただ風が冷たいのはこらえられませんでしたね。エッフェル塔のてっぺんまでくると、さっき「でかっ」と思った凱旋門も「ちっちゃ!」。当たり前ですが。

で、いざ帰宿。観光する順番を間違えたかもしれませんね、小一時間かかっちゃいました・・・ふぅ

◆6日目

「地上で国境越えを体験したい!」
「1カ国でも多くいきたい!」
という単純な理由でベルギーに行くことに!

パリからベルギー・ブリュッセルまではタリス(TGVの国際版)で1時間20分ほど。またもリサーチ不足の私たちはとりあえずタリスの出発するパリ北駅まで行ったもののよくわからず旅行者らしきおじいさんにチケットの買い方を相談。で、いわれたカウンターに並んでいると、再びおじいさんがやってきて違うカウンターを示されました。で、一緒に行ってみるとやはり元のカウンターだったということで「こっちのカウンターなら早い便帰るけど10ユーロ高い。向こうのカウンターなら2便待ちだけど安く買える。どっちを選ぶかだね!」みたいな感じですごくやさしいおじいさんでした。ありがとう!無事切符(37.5ユーロ、安い!)を買って乗車。2等車とはいえゆったりして乗り心地よかったです☆

1ヶ所目はブリュッセル名物、元祖小便小僧のジュリアン君。感想は「ちっちゃ!」です。意外と肉付きいいんですよこれ(笑)。お土産屋のブロンズも大きくなると生々しくてかわいらしさがありませんでした。

2ヶ所目はベルギーワッフルの店。思ったよりもさくさくして甘ったるくなく、おいしかったです。

3ヶ所目は世界一美しい広場といわれるグラン・パレへ。市庁舎や王の家と呼ばれる建物は建てられた時代が違うのかそれぞれ見事な彫刻があしらってあり、足元も町中が石畳で美しい町並みでした。雪の舞う厳しい寒さではありましたが・・・

パリに戻り、シャンゼリゼ通りを歩いていると自動車メーカールノーショールームが!F1マシンが展示してあって感激。あれも小さいんですよー。で、最後の食事はムール貝の店。リヨンという店だったんですが、店名にブリュッセルの文字。ブリュッセルってついさっき行ってたやんと思いましたが、ムール貝はもともとベルギーで盛んに食べられているようで、本店がベルギーにあるムール貝料理のチェーン店でした。たしかに、ブリュッセルにもありました。ワイン蒸しとリビエラ(だったかな??)を頼みました。ひたすら貝貝貝。おいしかったですけど、アサリのバター焼きの方がおいしい(!?)ような気がしましたね。身は大きいけど味も大味な感じでした。ツアーの人で同じ店に行った人も同様の感想をもったようでした。

てなことで、長い間お付き合いいただいた卒業旅行の報告もこれで終わり。読んでくださってありがとうございました☆

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