本当に伝えていく気があるのか

長崎市の平和推進協が、被爆者の語り部に政治的発言をするなという圧力をかけたようです。
言論を封じてしまったとき、何が起こったのかを想起しないような団体が「平和」を名乗ることなど欺瞞でしかないと思います。
表現していくことをもっともためらってはいけない性質の内容を封じるなど断じて許せません。折しも、共謀罪で国家による口封じが行われようとしています。みんなが口をつぐんでいく現在は、「戦前に似ている」と戦争体験者に言わしめています。単に将来への理想を語っただけでなく、過去の反省を含んだ平和主義をおりこむ憲法について、被爆者の不断の努力を封じ込める圧力を許してはならないと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060506-04418025-jijp-soci.view-001