ビジネスモデル?

そういえば、同じ番組の中で、政府の審議会のメンバーも勤めた人が「時代に合わないビジネスモデルはあきらめろ。」と言い放っていた。
ビジネスモデルはそれぞれの営業者が考えるべきものだろうが、政府はこれまできわめて悪質なビジネスモデルを放置してきたのではないだろうか。
典型は金融業界である。いわゆるサラ金
今日三洋信販が業務停止命令を受けたようである。
私は学部時代に法律事務所でバイトしていたが、三洋信販が出してくる計算書は、不自然だったり、「〜年以前はない」などという理由で開示しないことがままあった。
しかし、それが虚偽であったというのが監督庁にバレ、今回の措置をとられたようである。


利息制限にかかわるグレーゾーン撤廃論議で、「つぶれる」と必死の抵抗をしてきた業界は、違法な金利を前提にしたビジネスモデルを持っていた。
適法に事業をできないのなら、いっそつぶれてしまえ。


一方で、上の発言で「あきらめろ」とされた営業主たちは、このサラ金業界に命までとられながら苦しめ続けられたのである。


強い者の無法には目をつむり、弱い者の悲鳴には耳をふさぐ。
そんな政府は御免である。